Oct
25th
Tue
25th
三十三歳の時だっただろうか。私より一歳年下の妻がその頃、女子高の英語の非常勤講師をしていて、ちょっと態度が悪い生徒に授業中注意したら、
「先生いくつ?」
と言われた。
「三十二歳よ。」
と答えたら、
「三十二歳なんて不潔。」
と、澄んだ目で言われて、妻は感動(!)して帰ってきて、私にその話をした。
「そうだよね、不潔だよね。」
「不潔だよ。自分が三十歳になるなんて思ってなかったよ。」
「ホント! 自分に『三十』なんて歳が来るなんて考えもしなかった。」
と、私たち二人は軽い調子のそんな会話で済ませてしまったけれど、その会話の中身が決して軽くなかったことは、こうして今でもその会話を忘れていないことが証明している。
「先生いくつ?」
と言われた。
「三十二歳よ。」
と答えたら、
「三十二歳なんて不潔。」
と、澄んだ目で言われて、妻は感動(!)して帰ってきて、私にその話をした。
「そうだよね、不潔だよね。」
「不潔だよ。自分が三十歳になるなんて思ってなかったよ。」
「ホント! 自分に『三十』なんて歳が来るなんて考えもしなかった。」
と、私たち二人は軽い調子のそんな会話で済ませてしまったけれど、その会話の中身が決して軽くなかったことは、こうして今でもその会話を忘れていないことが証明している。